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特集:人参(にんじん)


 人参は、中国東北部から朝鮮半島にかけての原産で、別名を高麗人参、朝鮮人参と称する多年草である。《神農本草経》の上品に収穫され、古来より高貴薬、強壮薬として最も珍重されてきた。根がしばしば人型に分岐していることから人参という名が付き、日本では徳川吉宗がその種子を各藩に下賜して栽培させたことから「御種(オタネ)」+「人参(ニンジン)」と呼ばれるようになった。
 野生品は極めて稀であり非常に高価なため、今日では主に栽培品が使用されている。しかし、収穫までに4〜6年を要し、かつ連作を嫌うことから栽培品も高価である。従って、1〜2年で間引きした細い根や加工の際に出る側根部、あるいは別の類似生薬を代用品として用いる場合も多い。
 現在の主な産地は、中国、朝鮮半島および日本である。日本においては、長野県(信州人参:全体の70%を占める)、島根県(雲州人参)、福島県(会津人参)が三大産地となっており、そのほとんどが紅参に加工されて香港市場へ輸出される。また、国内の市場品(人参、紅参)は輸入品が70%を占めている。


基原
 人参は日本薬局方において「ウコギ科(Araliaceae)のオタネニンジン(Panax ginsengC,A,MeyePanax ginseng Nees)の細根を除いた根またはこれを軽く湯通ししたもの」とされており、白参や生干し人参、御種人参などがこれに当たる。また、紅参の基原植物も同じオタネニンジンであるが、修治を加えてあることから、日本薬局方では人参と区別して収載されている。
 人参は、オタネニンジンの根の使用部位や調製法によって、それぞれ名称が異なる。また、同属他品種や代用品など、人参に関連のある生薬が多く存在するため、その区別が重要である。」

1.人参の種類
(1)人参
生干人参 細根を除去し、周皮を付けたまま乾燥したもの。
御種人参 生干人参と同様であるが、軽く湯通ししてから乾燥したもの。
白参 側根の下部以下、及び周皮を除去したのち乾燥したもの。
尾人参 白参調製の際、切除された側根の一部及び細根を乾燥したもの(ヒゲ人参)。ヒゲ人参と同様であるが、側根部のみからなるもの(中尾人参)。
野参 中国東北地方や朝鮮半島の野生品。極めて稀なもので、非常に高価である。

(2)紅参
 紅参はオタネニンジンを基原植物とし、日本では細根を付けたまま蒸したのち乾燥させて調製される。これらはほとんどが輸出されるため、日本国内で使用される紅参は主に中国や韓国産で、側根以下を除去したのち日本産と同様に調製されたものである。
 現在、日本における人参および紅参の使用状況として、人参は主に漢方処方の構成生薬として使用され、紅参は生薬を末または微粉末の状態で漢方処方に加味して使用する場合が多いようである。この違いは、紅参が“蒸す”という修治を加えられることで性味が甘、温となり、人参(甘・微苦、微温)と比べ補の作用が強くなることによると考えられる。従って、紅参は漢方処方の剛健(虚弱状態の改善)作用をさらに強める目的で加味される。

2.関連生薬
(1)ウコギ科
竹節人参 トチバニンジン Panax japonicus C.A.Meyer の根茎をそのまま、あるいは湯通しして乾燥したもの。サポニン配糖体(chikusetsusaponin T,Ta,Tb,V,W,Wa,Xなど)を含む。日本在来の和薬として各地で広く産出され、江戸時代以降、人参の代用品として漢方製剤にしばしば用いられた。人参と比べて新陳代謝機能は劣るが、健胃、解熱、去痰作用は勝るといわれている。
広東人参 《本草網目拾遺》に「西洋参」として収載されており、別名をアメリカ人参、西洋人参などど称する。1716年にカナダ南部で中国の人参とよく似た植物が発見されたが、アメリカ大陸固有のニンジン種であることが分かり、植物学者の父LinneによってPanax quinquefolius L.(アメリカニンジン)と命名された。その後、中国や更には香港経由で東南アジア各地に輸出され、広く用いられるようになった。サポニン配糖体(ginsenoside Rb1,Rb2,Rc,Rd,Rg1,Rg2,Re,Ra,Roなど)を含み、人参と同様に使用されるが、性が涼のため情熱的に働き、慢性炎症など熱感を伴った虚弱症状に対して用いられる。
田七人参 サンシチニンジン Panax notoginseng(Burk)F.H.Chenの根を乾燥したもの。中国の雲南省及び広西省で多く栽培されている。主成分はサポニン配糖体の ginsenoside Rb1,Rg1,Rg2,である。その他、少量のginsenoside Ra,Rb2、Rd,Reを含み、その組成は広東人参に似る。人参と比べ、滋養強壮作用はやや弱いが止血・抗菌作用が強く、古くから止血、消炎、鎮痛薬として使用されてきた。金不換という別名があるほど貴重な生薬で、中国の著明な伝統薬である。“片仔廣”(肝障害治療薬)や“雲南白薬”(止血薬)の主薬として配合されている。止血作用を示す一方、駆お血作用を示し、血液の滞りを改善して循環を良くすることから、消化管出血、子宮出血、血尿、打撲や捻挫の内出血などのあらゆる出血や、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、脳血栓、高脂血症、慢性肝炎、慢性腎炎、月経異常、癌など多くの疾患に用いられる。
五加参 エゾウコギ Acanthopanax senticosus (Rupr.et Maxim.)Harms の根および根茎で、別名を刺五加という。人参と比べ、強壮、消炎、鎮痛、鎮静作用が強く、利尿作用も有するため、インポテンツなど老化に伴う泌尿器系および足腰の機能低下や、リウマチなどの炎症性疾患、不眠症、神経症、ストレスなどに用いる。
(2)その他
党参 キキョウ科(Campanulaceae)のヒカゲツルニンジン Codonopsis pilosula (Franch.)Nannf.およびトウジンC.tangshen Oliv の根を乾燥したもの。中国山西省の上党地方で産する人参の意味から上党人参という名が付き、それが簡略化されて党参となった。中国では人参の代用品として汎用される。また、党参は降圧作用を有するため、高血圧傾向の患者にも使用できるとして、虚熱症の患者に漢方処方を用いる際や、釣藤散など降圧を主目的とする処方において、人参を党参に変更して用いる場合もある。

(3)参考
丹参 シソ科(Labiatae)のタンジン Salvia militiorrhiza Bge.の根を乾燥したもの。丹参はその名前から人参の仲間に思われがちであるが、実際はSalvia属の植物であり、同属植物にハーブとして用いられるセージや観賞用のサルビアがある。血管拡張、血圧降下、鎮痛、鎮静作用などを有し、駆お血薬として狭心症、虚血性心疾患、高血圧症、肝・腎疾患、月経不順、アトピー性皮膚炎などに用いられる。
ニンジン セリ科(Umbelliferae)のDaucus carota L.日本で野菜として一般的に食用とされるニンジンのこと。西アジア原産といわれ、根を食用、薬用に用いる。ビタミン類、特にビタミンAを多く含む。

薬能

1.性味
 味は甘・微苦、性は微温。

2.薬効と主治
 大いに元気を補う、脱を固め津液を生じる、神を安らかにする、の効能がある。労傷虚損、小食、倦怠、反胃吐食(悪心・嘔吐)、大便滑泄、虚咳喘促、自汗暴脱、驚悸、健忘、眩暈頭痛、陽萎、頻尿、消渇、婦女崩漏、小児慢驚(慢性ひきつけ)、久虚不復、いっさいの気血津液の不足を治す。

 人参に関する古典の記述
《神農本草経》主に五臓を補う、精神を安らかにする、驚悸を止める、邪気を除く、目を明らかにする、心を開き智を益す。
《名医別録》腸胃中冷、心腹鼓痛、脇肋逆満、霍乱吐逆を療す、中を調える、消渇を止める、血脈を通す、堅積を破る、記憶力を高める。
《薬性論》五蔵の気の不足、五労七傷、虚損痩弱、吐逆不下食(嘔吐)を主る。霍乱による煩悶および嘔吐を止める、五臓六腑を補う、中を保ち神を守る。
《本草網目》男女のいっさいの虚証、発熱自汗、眩暈頭痛、反胃吐食、マラリア、滑瀉久痢(慢性頻数下痢症)、頻尿、淋瀝(泌尿器疾患)、疲労倦怠による内傷、中風、暑気あたり、痿痺、吐血、咳嗽時出血、下血、血淋、出産前後の諸病を治す。

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成分
 主成分として、人参サポニン(ginsenoside Rx)を約5%含む。人参サポニンは13種以上(ginsenoside Ro,Ra1,Ra2,Rb1,Rb2,Rc,Rd,Rf,Rg1,Rg2,Rg3,Rh1,Rh2,など)のサポニンの混合物であり、中でもginesenoside Rb1,Rc,Rg1,の含有量が多い。サポニンには@oleanolic acid(Ro),Aprotopanaxadiol(Ra〜d)、Bprotopanaxatriol(Re〜h)の三種がある。中枢神経系に対して@は生理活性を示さないが、Aは抑制作用、Bは興奮作用を示す。
 他に、精油成分としてpanaxynolやβ-elemene,糖質のglucose,fructose,sucrose,maltose,trisaccharide A・B・Cなど、vitaminB群、β-sitosterol,cholineなどを含む。


薬理
1.中枢神経形にたいする作用
 動物の脳波および条件反射に対する研究では、主に大脳皮質の興奮過程と、また同時に抑制過程を強化し、神経活動の機敏性を高めた。動物に対して著しい抗疲労作用を示すが、この作用はヒトでも顕著に示され、脳の働きや運動機能を高める。
 大量投与では鎮静作用を示し、マウスの自発運動を抑制した。ヒトに対しても鎮静作用を示し、睡眠と情緒を安定させる。
 中枢神経系に対する興奮作用と抑制作用は、人参に含まれるサポニンに由来する。すなわち、ginsenoside Rb群は中枢神経系を抑制し、精神安定、神経弛緩、解熱、鎮痛、抗痙攣、血圧降下作用を示すが、一方、ginsenoside Rg群は中枢神経系に興奮的に作用し、抗ストレス作用を示す。

2.生体の反応性に対する作用
 人参は、各種の有害な刺激に対して生体が持つ防御能力を高める。
 大量出血あるいは窒息により危篤状態にさせたイヌに人参製剤を投与すると、最低地まで下がった血圧をゆっくり確実に上昇させ、生存期間を延長し、症状の回復を早める。
 人参をウサギに長期投与すると発熱反応および各種の炎症を抑制し、実験的損傷に対し癒合を促進させる。
 また、ベンゼンや四エチル鉛、フェニルヒドラジンなどの毒物による有害作用を弱め、アレルギー性ショックに対して改善作用を示す。

3.内分泌系に対する作用
(1)下垂体-副腎皮質系に対する作用
 人参は、視床下部-下垂体-副腎皮質系に作用し、副腎皮質の機能を増強する。
 人参から抽出した各種の人参エキスには顕著な抗ストレス作用があり、マウスの副腎、脳腺、脾臓、甲状腺などの器官のストレスによる重量変化を顕著に抑制する。
 人参を長期経口投与すると、ラット、マウスの非特異性刺激に対する耐性を高め、ストレスによって生じた疾患からの回復を早める。
(2)性腺に対する作用
 人参は、下垂体を興奮させて性腺刺激ホルモンの分泌を促進し、性機能を高める。
(3)その他の内分泌系に対する作用
 人参をウサギに短期間大量投与すると甲状腺機能を高めるが、ラットに長期投与すると抑制する。
 人参は抗利尿作用を示すが、これは、人参サポニンが副腎皮質からのアルドステロン分泌を増加し、ナトリウムイオンの貯蔵を促進するためである。

4.物質代謝に対する作用
 人参は、ラットの肝臓におけるRNAおよびタンパク質の合成を促進させる。これは、人参が肝細胞核内のRNAポリメラーゼ活性を増強することでRNAの合成が増加し、それによってタンパク質の合成が増加することによると考えられている。
 人参は、in vivoおよびin vitroにおいて、骨髄、睾丸などのDNA合成が盛んな組織や、各種器官の扁平上皮におけるDNA合成を促進させる。また、損傷を受けた動物細胞のDNA合成を促進し、治癒を早める。しかし、分裂・合成が盛んで、しかもDNA,タンパク質の生合成が盛んな癌細胞に対しては影響を及ぼさない。
 糖の代謝において人参は、ウサギのアドレナリン性高血糖を抑制し、イヌ・ラット・マウスの実験的糖尿病に対しては軽度の保護作用を示す。その作用機序は、組織呼吸を増強し、糖類の酵素分解を促進し、エネルギー代謝を高めることによると考えられている。
 脂質代謝においては、ラットの肝臓におけるコレステロール合成速度を増すが、分解および転化も促進させるため、血中のコレステロール値は増加しない。

5.循環器系に対する作用
(1)心臓に対する作用
 人参の各種製剤は、ヒキガエルの摘出心臓およびウサギ・ネコ・イヌのin situ心臓に対して強心作用を示す。また、クロロホルム-アドレナリンによる不整脈を軽減する。
(2)血圧に対する作用
 麻酔動物に人参を少量投与すると、血圧を上昇させるが、大量投与では降下させた。
 しかし、ヒトにおいては体の状態により反応性が異なる為か、データが一致していない。


応用
 滋養強壮、強心、健胃、強精、鎮静薬として単味で用いるだけでなく、他の生薬との併用や漢方処方の構成生薬として広く使用され、生薬末または煎じ薬として服用される。
 主に、新陳代謝機能の低下に伴う慢性的な疲労、倦怠、虚弱などや、急性ショックなどに用いる。

1.使用量
 補益剤として用いる場合は少量で良く1.5〜3.0g、強心剤として脱水、心不全などに使用する場合はやや大量必要で3.0〜6.0g、救急処置として大出血やショックの危篤状態に用いる場合は15〜24gあるいはそれ以上を要する。
 また、滋養強壮の人参酒として、人参をホワイトリカー又は焼酎に漬けたものを3ケ月後から1日1回杯に一杯ずつ服用してもよい。

2.他生薬との配合
 人参-府子--腎陽を温める
    -白朮--脾と調え補気する
    -熟地黄--陰虚を補い血を養う
    -甘草--益気して脾虚を補う
    -茯苓--心脾を補養し、神志を安定させる

3.漢方処方例(人参含有量g)
補中益気湯(4.0)、六君子湯(4.0)、四君子湯(4.0)、人参湯(3.0)、人参養栄湯(3.0)、小柴胡湯(3.0)、炙甘草湯(3.0)、白虎加人参湯(3.0)、十全大補湯(2.5)、柴胡加竜骨牡蛎湯(2.5)、半夏瀉心湯(2.5)、呉茱萸湯(2.0)、柴胡桂枝湯(2.0)、麦門冬湯(2.0)、釣藤散(2.0)、半夏白朮天麻湯(1.5)

4.臨床応用
◆循環・代謝不全

      疾病       併用処方
1 糖尿病       八味地黄丸
2 糖尿病性神経障害 八味地黄丸、牛車腎気丸、六味丸
3 高脂血症      単味
4 低血圧        苓桂朮甘湯
5 ITP(特発性血小板減少性紫斑病)  当帰芍薬散
6 ITP(特発性血小板減少性紫斑病)  加味帰脾湯・牛黄丸

1.緒方玄芳;漢方の臨床、44(7)、851(1997)
1.緒方玄芳;漢方の臨床、27(4)、208(1980)
1.緒方玄芳;漢方の臨床、24(7)、405(1977)
1.杉山広重;漢方の臨床、32(4)、267(1985)
2.〈座談会〉;漢方医学、15(7)、241(1991)
3.〈座談会〉;漢方医学、9(6)、3(1985)
3.〈座談会〉;漢方医学、10(6)、1(1986)
4.緒方玄芳;漢方の臨床、25(5)285(1978)
5.鈴木朋子;漢方の臨床、42(1)、83(1995)
6.矢数道明;漢方の臨床、29(11)、708(1982)


◆消化器疾患

   疾病         併用処方
7 潰瘍性大腸炎   参苓白朮散
8 慢性下痢症     五苓散
9 神経性食欲不振症 真武湯
10 食欲不振      単味
11 肝機能障害    当帰芍薬散
12 C型肝炎      四逆散・四物湯
13 痔疾         きゅう帰膠艾湯

7.小高修司;日本東洋医学雑誌、38(3)、219(1988)
8. 長瀬千秋;漢方の臨床、30(2)、87(1983)
9.細野完爾;現代東洋医学臨時増刊号、7(1)、151(1986)
10.〈座談会〉;漢方医学、15(6)、280(1991)
11.鈴木朋子;漢方の臨床、42(1)、83(1995)
12.松本一男;漢方の臨床、44(4)、449(1997)
13.河合知則;漢方診療、7(2)、50(1988)


◆その他
 
    疾病     併用処方
14 不妊症    六味丸・当帰芍薬散
15 不妊症    当帰芍薬散
16 不正性器出血 きゅう帰膠艾湯
17 月経不順   抑肝散
18 生理通     桂枝加芍薬湯
19 リウマチ    加味逍遙散
20 リウマチ    桂枝加苓朮附湯
21 リウマチ    当帰建中湯
22 慢性疲労症候群 麦味地黄丸
23 衰弱      八味地黄丸
24 めまい     当帰芍薬散
25 肩こり     当帰芍薬散
26 肩こり     当帰芍薬散・加味逍遙散

14.金充哲 他;日本東洋医学雑誌、41(3)、186(1991)
15.鈴木朋子;漢方の臨床、42(1)、83(1995)
15.寺師睦宗;漢方診療、4(2)、16(1985)
15.坂口弘 他;漢方の臨床、23(4)、195(1976)
16.松本一男;漢方の臨床、35(9)、887(1988)
17.中野頼子 他;漢方の臨床、41(1)、148(1994)
18.矢数道明;漢方の臨床、29(5)、314(1982)
19.溝部宏毅 他;漢方の臨床、29(5)、314(1982)
20.長瀬千秋;漢方の臨床、31(5)、790(1984)
21.伊藤嘉紀;漢方の臨床、32(3)、187(1985)
22.山口英明 他;日本東洋医学雑誌、43(5)、110(1993)
23.松田邦夫;漢方の臨床、26(7)、580(1979)
24.緒方玄芳;漢方の臨床、28(1)、40(1981)
25.緒方玄芳;漢方の臨床、39(11)、1412(1992)
26.緒方玄芳;漢方の臨床、28(1)、41(1981)


5.使用上の注意
 人参の使用に関する古典の記載において、歴代の医家は人参の使い方を重視し、“禁忌症”の教訓を残している。その中でも、《本草網目》を編纂した李時珍の父親である李言聞が「人参の七不用」を挙げており、その後の医家の守則(守るべき法則)とされてきた。


     人参の七不用
1.面赤面黒、気壮神強もの、不用なり。
2.脈弦、緊、滑、数有力の者、不用なり。
3.痰実気壅の気喘病の者、不用なり。
4.“寒包火”の咳嗽、哮喘、咽痛、癰腫の者、不用なり。
5.久病肺熱の者、不用なり。
6.急病の初期、不用なり。
7.陰虚火旺の者、不用なり。

1.普段からのぼせ傾向や熱感のある者、又は元気で心身壮健の者
2.実証の脈を呈する者(多くが疾病の急性期、急性増悪期、炎症顕著の者など)
3.急性上気道炎等に伴う実証の呼吸困難の者(気管支炎、喘息など)
4.“寒包火”とは、外(表)に風寒表証(悪寒など)があり、内(裏)に鬱熱(内熱)がある状態を指し、咳嗽、哮喘、咽痛、癰腫を呈する者
5.黄色い(膿)痰を呈するなど、肺に熱(感染、炎症)のある慢性疾患患者
6.急性疾患の初期(炎症の著しい者)
7.潮熱、大便秘結、五心煩熱、盗汗など「陰虚火旺」の者
などに対しては、人参を使うべきでないとしている。(4と5は膿性の痰や肺に炎症を有する様な呼吸器疾患の一部に相当)
 また、「人参の七不用」以外にも“気余れば火となす”や“人参熱” など、人参服用後の熱感を表現している言葉も存在する。
 つまり、人参の服用後に強心作用や抹消循環血流量の増加などによって熱感を生じる事から、寒証(冷えを訴える者、冷えることで症状が悪化する症状など)には適しているが、炎症や感染の初期、裏に熱があるような熱証(「人参の七不用」の4.5.6.7など)、精神神経的な興奮を生じやすい病態などでは、体の“火や熱”が増す結果、のぼせ等の症状を呈する事が予想されるので、注意が必要である。
 現代においても、呼吸が粗い、発熱、脈が滑実有力、便秘、尿量が少ないなどの実熱証の者への使用には注意が必要といわれ、
@高血圧症の患者で、頭痛、めまい、のぼせ、目やに、怒りっぽいなどの症状を呈する場合は、悪化させるおそれがある。虚寒の症状を呈する際は、使用してもよいが、少量にすべきであり、収縮期血圧が180mmHg以上の高血圧患者には使用してはならない。
A湿熱によって生じた浮腫や腎機能不全による尿量減少には、人参の抗利尿作用により悪化する場合がある。
B実証の不眠、煩躁に用いると睡眠障害が悪化することがある。
C感冒等の発熱には、炎症症状を悪化させるので使用してはならない。気虚・陽虚の症状を呈する際は、解表薬中に補助的に少量だけ加える。
とされる。

〈参考文献〉
中薬大辞典第巻、小学館(1985)
漢薬の臨床応用、医師薬出版(1983)
原色牧野和漢薬草大圖鑑、北隆館(1988)
難波恒雄;和漢薬百科図鑑〔T〕、保育社(1993)
水野瑞夫 他;日本薬草全書、新日本法規出版(1995)
中田貴久子 他;これでわかる薬用植物、新星図書出版(1991)
西本和光;現代東洋医学、3(3)、70(1982)
北川勲;日本東洋医学雑誌、35(4)、87(1985)


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