「大山漢方堂薬局 アトピー体質と漢方医学」

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はじめに、

アトピー性皮膚炎に効果的な漢方薬、アトピー性皮膚炎を治す東洋医学(漢方薬、鍼灸)、アトピー性皮膚炎に効果的な漢方療法

漢方薬には、二千年の歴史があり、漢方薬を上手に行えば、アトピー性皮膚炎にもすぐれた効果を発揮します。
また、現代医療に疑問を持って漢方治療を求める患者さんも増えてきました。
現在では、本格的な漢方薬専門薬局の多くで、アトピー性皮膚炎の患者さんのご相談、調合漢方薬を服用する患者さんも、かなり多くなっています。
アトピーの患者さんと同じように、ご相談の増えている患者さんに、スギ花粉症(アレルギー疾患)があります。 
スギ花粉症の患者さんも、近年急増していますが、これは病気のメカニズムがよくわかっていますが、
それは、「スギ花粉の量が増えたため」というような単純なものではありません。
主因は、まだ完全ではありませんが、排気ガスなど、何かが人体に働きかけた状態で、花粉が作用すると、花粉症になりやすいことなどがわかっています。
アトピー性皮膚炎に関しては、まだはっきりしていませんが、やはり、何かが人体に働きかけた状態で、アトピーになりやすいことが予測されます。
この場合、「体に作用する何か」というのは、食物(農薬・食品添加物など)、ダニの増殖しやすい住居環境、大気、水の汚れなどです。
しかし、アトピーの場合は、社会変化によるストレスなどの心理的要因が、予想より大きなウェイトを占めている点が花粉症とかなり異なっています。
受験や就職ストレスなどによって、アトピー性皮膚炎が悪化するのはよく知られています。
ですから、アトピー性皮膚炎の患者さんに、漢方を調合するときは、患者さんのストレスなどの心理的要因を重視する必要もあります。
これは、現在に始まったものではなく、漢方医学、漢方療法に根ざした考え方による、精神と肉体は切り離すことはできない、心身相関、一緒に治す必要があります。
現代医学は精神と肉体を別々に考え、精神は精神科、肉体は内科や外科などとなりますが、漢方では「心身一如」であり、精神と肉体は別々のものではないのです。
大山漢方堂薬局では、こういう見方で、アトピー性皮膚炎の患者さんのご相談を受け、「身体」の皮膚症状と同時に、「心」のほうの状態、ストレス度、心理、社会的要因にも、
同じように病気のウェイトをおいて、より治療効果をあげています。ですから、大山漢方堂薬局で用いる調合漢方薬は、「心身一如の治療薬」となります。
近年、一般的にも、アトピー性皮膚炎の患者さんの漢方薬への期待、漢方薬の効果への注目度が高まっていますが、まずは、一度、大山漢方堂薬局に、ご相談ください。

1)アトピー性皮膚炎に漢方が効く理由=アトピー性皮膚炎の患者さんの症状、体質により、さまざまな治療法がある。

漢方がアトピーに効く理由は?
@漢方薬は根本的な治療が期待できる、A漢方は「体と心」を治療する、B漢方は「総合的な医療体系」である、C漢方には薬害への対応法もある

アトピー性皮膚炎の患者さんへのアプローチ=皮膚の変化に注意する
皮膚のバリア機能、皮脂の重要な働き(アトピーの人の皮脂量は、正常な人の半分程度)、
アトピー性皮膚炎は「湿疹」の一種(皮膚病の30%以上が「湿疹」である)=湿疹の慢性化に注意する

アトピー性皮膚炎の患者さんのタイプ、症状、体質を重要視して、漢方を調合する。
@年齢によってアトピーの症状が違ってくる、A隠れたアトピー性皮膚炎の患者さんも多い、
Bアトピー性皮膚炎の患者さんは、合併症も多い(アレルギーマーチ、白内障や脱毛症も合併する)

「アレルギーはなぜおこるのか、免疫反応がアレルギーにつながる」

”正常状態からの変化”
@体を守る”防衛線”とは? A特殊な科学物質が炎症をおこす! B免疫反応が過剰におこる Cアトピーとアレルギーの関係を知る
DW型アレルギー、Eアトピー性皮膚炎の皮膚症状と単なる「かぶれ」の違い、Fアトピーの患者さんが急増した原因(生活環境の変化)

「アトピー性皮膚炎の検査と治療法を知る」
@アレルギーの原因物質を見つける、(一型アレルギーのチェック、RAST検査で原因物質を確認)
A西洋医学の基本的なアトピー性皮膚炎の治療法を知る(長所と短所を知る)
ステロイド軟膏の種類を知り、効能・効果・副作用を、よく理解する。
生活環境を整える治療法は、基本的にアレルギー対策が主体となる
→東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)で、根本的な治療(根治療法=アレルギー体質、アトピー体質改善)が必要な患者さんが多い

「東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の特徴とアトピー性皮膚炎患者さんへの対応法」
@東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)と西洋医学の違いを理解する。

東洋医学=漢方薬と西洋薬=合成新薬では、効きかた(効能・効果・副作用)がまったく違うことを理解する。
@西洋薬=合成新薬も、実は「生薬、薬草、漢方薬」の研究から生まれた事実を知る。
A漢方薬は、「生薬の複合剤」、より効果的な薬を調合して完成させることができる。
B東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、徐々に、アレルギー体質を変化させ、正常化し、アレルゲンに対するバリアーを強化することができる。
C東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、「完全なる健康」を、手に入れるための方法論を持ち、実行、実現する医学である。
D東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、アトピー性皮膚炎の患者さんの体全体の状態に注目し、体質を正常化させる医学である。
E東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、「未病」の状態から積極的に治療する。

東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の「基本理念」を理解する
@人間、人体の「陰、陽、虚、実」は、独自の「医学理論、医学体系」である。
すべてのものに「陰、陽、虚、実」があり、「陰、陽」が乱れると、身体のバランスが崩れ、異常、病気が起こる。
A東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の「基本理念」を知り、「未病」、「病気」の原因を、理解する。
B自身の「気・血・水」の乱れに注意する。
「気」は、生命活動のエネルギー、「血と水」の乱れも、アトピー性皮膚炎の患者さんの治療には、重要な役割を果たす。
アトピー性皮膚炎の患者さんの「気病」・「血病」・「水病」を、それぞれ治療して、総合的に改善させる=体質改善=根治療法=根治させる!
「気・血・水」の乱れを、細かく分析して、配合生薬の種類、分量を、アトピー性皮膚炎の患者さんの個人、個人に合わせて調合する。
「外因、内因を、細かく分析し、「気・血・水」の乱れの、原因を突き止め、「病邪」が体内に侵入することを防ぐ。
アトピー性皮膚炎の患者さん、一人、一人の生活環境、食生活を、分析して、改善させ、、総合的に改善させる=体質改善=根治療法=根治させる!

東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の診療法と治療法
@「証」に応じて処方を選ぶ、「証」で個人差を把握(個人差を重視)して、生薬を選定、調合する。
A標治法を根治法を併用して行い、皮膚症状改善、体質改善を、並行して行う。
慢性化した病アトピー性皮膚炎の患者さんでは「根治法と標治法(基礎治療)」を、特に重視しなければならない。

東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の「アトピー性皮膚炎、治療理念」
@アレルギー病は「外邪」でおこり、「外邪」が体表近くに存在する。
A過剰な、表裏の「熱」に注意する、

アトピー性皮膚炎と
「五臓六腑」
@「脾と胃」の機能低下、「痰飲」が、病害を生む。

アトピー性皮膚炎の患者さんのタイプ(東洋医学的病態)を見分け、漢方薬を調合する。
アトピー性皮膚炎の患者さんには、東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)と養生医学の二本立てで治療する。
「ステロイドの使用暦、病態の変化暦」を、確認する。

アトピー性皮膚炎の患者さんの心身の状態を把握する。
自律神経失調症の併病、癇が強い、消化器症状大、熱感症(熱つがり)、水分代謝異常、
アトピー性皮膚炎の患者さんの体質や体力の状態を把握する。
「実証」と「虚証」、「成人型」と「幼児型」
成人型、 アトピー性皮膚炎の患者さんでは、自律神経失調症の併病が多い。

アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚状態
ジクジク型(湿潤型)=「水毒」、カサカサ型(乾燥型)=「気」「血」の不足

漢方専門 大山漢方堂薬局の調合漢方薬(オーダーメイド)
調合漢方薬=生薬を煎じる=煎じると治療効果が高くなる=煎じる時は弱火で煮詰める
適切な飲み方をする=時間を決めて服用を続ける=幼小児の服用量は特別(飲ませ方を工夫する)

西洋薬(合成新薬、抗アレルギー薬、ステロイド))との併用、副作用の問題
@抗生物質との併用は便秘に注意する、A漢方薬服用の注意点

アトピー性皮膚炎のタイプ別養生法
生活養生の効果=漢方薬は、ある意味で、万能療法であり、生活養生も、併用して行うことが重要。
漢方薬と養生が、互いに補い合って、効果が増大する。
西洋医学と東洋医学のよいところは組み合わせる
アレルゲン対策=食養生「身土不二」=皮膚の保護が大切=乾燥肌は傷つきやすい
皮膚の保護が生活養生の基本=皮膚保護剤を、こまめに塗る=時にはステロイド剤も併用し上手に使う
ステロイド剤の、使用日数は2〜3日以内とする=非ステロイド軟膏=かぶれに注意する
アトピー性皮膚炎の患者さんの自律神経失調症の併病に注意

アトピー性皮膚炎の患者さんの
生活養生の基本

@皮膚の保護、A生活環境の改善、B食生活の改善、Cストレス・過労対策、D自律神経の訓練、

@癇が強い患者(幼小児型)、A消化器症状ありの患者さん(幼小児型・成人型)、B於血の患者さん(成人型)、
C熱感(あつがり)の患者さん(幼小児型・成人型)D水分代謝異常の患者さん(幼小児型)、E冷え性の患者さん(成人型)

「ステロイド剤長期使用患者さんへの対応法」

ステロイド剤の良い点、悪い点、危険な点を、正確に理解する。
良いステロイド剤、悪いステロイド剤
良いステロイド剤は、ストレスから体を守る、乱用すると副腎皮質が萎縮する
ステロイド剤を、急にやめると、その先には=ステロイドによる異変がおこる=副作用の前兆に注意
=すさまじい「離脱症候群」=顔や皮膚が真っ赤に腫れることが多い=驚く、ショック!!!

@ステロイド剤を顔だけに塗ってきたアトピー性皮膚炎の患者さん
Aステロイド剤を顔と体の両方に塗ってきたアトピー性皮膚炎の患者さん
Bステロイド剤は体だけ、顔には非ステロイド系軟膏をぬったアトピー性皮膚炎の患者さん
C顔にアトピー症状がなく、体にステロイド剤を使ったアトピー性皮膚炎の患者さん

強い皮膚症状=「気と血」の不足状態=「気と血」の両方を補う漢方薬=時間をかけて徐々に回復
=皮膚には、ワセリン(シコン、ソヨウ、オウレン、オウバク、オウゴン、サンシシ)を使用する。

生活環境からの悪影響を取り除く=皮膚への物理的な刺激を軽減、取り去る
自然環境、住居・職場、入浴時、安静・休養、衣類、食生活の注意が必要



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*漢方薬のご服用に関しましては、
「使用上の注意」をよく読み、「用法・用量」をよく守り、適切にご服用ください。

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特集:アトピー性皮膚炎と東洋医学(漢方薬・鍼灸)
五物解毒湯(ごもつげどくとう)
アトピー性皮膚炎、ニキビへの応用

「五物解毒湯」

活用方法

春の時期の「かゆみ・湿疹」対策

アトピー性皮膚炎は、ジクジク型や乾燥型など個人個人の状態が異なります。
一般には、天気が周期的に変わりやすい時期で、低気圧の接近など雨の降り出す前や、
湿度や気温が高くなる時など、急に肌の調子が悪くなったりしがちです。

五物解毒湯をこんな時によく効く!

滲出液がありジクジクして暗紫色(慢性化、血色の悪い赤み)を呈しかゆみを伴う(ジクジク型)の湿疹、
アトピー性皮膚炎、ニキビ、蕁麻疹などや、かゆみや化膿などを伴う掻痒性皮膚疾患、
化膿性皮膚炎、瘰癧、肛門膿瘍・痔核、肛門周囲など

その他、

●低気圧の接近など雨の降り出す前や、湿度や気温が高くなる時などに急に患部の赤みやむくみ、
滲出液が増し、かゆくてたまらないなど、調子が悪くなるタイプ
(周期的に天気が変わる時期・梅雨・夏場など、気温が高いまたは湿気の多い時期)
※既に滲出液の増加、むくみなどが急に悪化してかゆみや不快感が増したときには、
越婢加朮湯や排膿散及湯、サフランなどの頓用も効果的です。

●便秘による吹出物やにきび、その他、便秘(湿熱・解毒)による皮膚症状の悪化

●皮膚や粘膜の急性症状(患部の紅色)が慢性化して暗紫色を呈し、かゆみがあるもの

五物解毒湯{川きゅう、十薬、荊芥、大黄、金銀花}
効能・効果:かゆみ、湿疹


「かゆみ・湿疹」の効能・効果を有する漢方処方“五物解毒湯”のエキス細粒を発売させていただきます。
五物解毒湯は、痒みを伴う湿疹の消炎解毒を目的とした漢方処方です。
患部が暗紫色を呈し掻痒感や小発疹を繰り返すといった化膿性皮膚炎や掻痒性皮膚疾患などに用いられます。

「五物解毒湯」
成分・分量:十薬1.6g、金銀花1.6g、大黄0.8g、川きゅう4g、荊芥1.2g(1日3包または6g)
効能・効果:かゆみ、湿疹
主な適応:湿疹、アトピー性皮膚炎、ニキビ、蕁麻疹、肛門周囲や陰部の湿疹など
主な目標:毒(化膿)症状が慢性化し治りにくい、あるいは急に症状が悪化した痒みを伴うもの
●皮膚粘膜がジクジクしたりむくみを伴い、患部の血行が悪く暗紫色を呈し盛り上がり、痒みを伴うもの
●熱毒・湿熱・便秘などにより皮膚症状が悪化するもの
※化膿性皮膚病や掻痒性皮膚病などで、急性炎症の時期(表熱)はある程度過ぎて慢性(裏熱)化し、
毒(化膿・腫れ・血行不良など)が残っているもの、
即ち表より裏に熱が移り、患部が鮮紅色から暗紫色に変わってきたものが目標になる。

主な薬能:消炎解毒・消腫・止痒を主とする
解毒消腫、活血清熱、きょ湿、止痒、活血】

構成生薬の主な薬能
十薬:清熱解毒、排毒、利尿、消癰、緩下(炎症による腫れや膿などを改善)
大黄:清熱瀉火、涼血解毒、清化湿熱、瀉下(炎症の改善の他、血液循環も改善)
金銀花:清熱解毒、涼血(瘡瘍腫毒として皮膚病などの炎症や腫れ、化膿などを改善)
荊芥:きょ風散熱・止痒、散於止血(蕁麻疹のかゆみや、皮膚化膿症などに用いる)
川きゅう:活血化於(患部の血行停滞を改善し、他の生薬の働きを助ける)

出典:日本経験方【《方輿○》有持桂里*】 *江戸時代の医師

《「稿本」方輿○》巻之六 有持桂里口述車
魚腥湯 此の処方は、解毒一般の剤である。
およそ、黴瘡において格別の証候がない場合には、此の処方を試みると良い。
何か制しなければならない事があれば、それぞれ該当する処方を用いるが、
然るべきものがない時には此の処方を用いる。
およそ解毒の処方は、華(中国)の処方に捜風解毒を始めとして、
和(本邦)の方にもいろいろあるけれども、この処方は純粋に効果がある。
故に、解毒の剤はこの処方ひとつにて片付けてよい程のものなり。
この上に荊芥を入れて五物解毒湯という。(中略)
この処方は多くの場合は荊芥を入れて良きなり。
荊芥は発し解毒するのもにて、安排(程合いを加減する)のよきものなり。
故に今は大氏(多く)は、荊芥を加え用いるなり。
上部下部の毒に拘らず荊芥を加えて捜風解毒するというのは本草書に見るところである。
(中略)痔、瘰癧などにも良し。

五物解毒湯は、元々梅毒や痔、瘰癧の処方として登場しましたが、
その後、化膿性蚤痒性皮膚炎などにも応用範囲が拡大されています。


五物解毒湯と三金湯のアトピー性皮膚炎・ニキビへの応用

春先など季節の変わり目に、調子が悪くなる病気の一つに、アトピー性皮膚炎があります。
悪化の原因として、低気圧の接近や急激な気温・湿度の変化などが指摘されていますが、
アレルギー性疾患や精神的素因の関係する病気にそのような傾向があるようです。
 アトピー性皮膚炎や湿疹の場合、特にジクジク(湿潤)タイプでその傾向が強く、
急に分泌液が増え、むくみや熱感などが痒みを誘発し、
イライラして患部を掻きむしりたくなるような衝動に駆られるケースもあります。
また、化膿性疾患であるニキビや吹き出物(毛膿炎)は、甘いモノや脂肪分の多い食物の取り過ぎや便秘、
また梅雨時や夏場などに悪化する傾向があります。

湿症状と熱症状を改善する五物解毒湯・三金湯
 アトピー性皮膚炎(ジクジク型)やニキビでは、
@「熱症状」〔発赤・化膿・痒み・熱感、イライラ感(煩躁)〕
A「湿症状」〔分泌液過剰・湿潤・化膿・腫脹〕
が認められますが、五物解毒湯や三金湯はこれらを改善します。


五物解毒湯(漢方薬=一般用医薬品)と三金湯(健康食品)の比較

               五物解毒湯(医薬品)                  三金湯(健康食品)

原典及び基本処方   日本経験方                         五味消毒飲 《医宗金鑑》 加減方

はたらき          効能効果:かゆみ、湿疹                 薬能:清熱解毒・消散疔瘡・ニキビ

処方の特徴        消炎・解毒排膿・消腫・患部の循環          炎症や化膿の顕著な皮疹に対する消炎解毒・抗菌・
                改善作用を示す                      鎮痛作用を示す

適応             ジクジク型*でかゆみを伴う湿疹、アトピー      赤く腫れて、痛みを伴うようなニキビ、毛嚢炎および
                性皮膚炎、蕁麻疹、痔瘡、ニキビ(便秘で悪化)   これらを伴うアトピー性皮膚炎など
                など

患部の特徴            湿症状≧熱症状                       熱症状>湿症状
                ●ジクジク型*でかゆみを伴なう              ●発赤、疼痛、化膿傾向がある
                 (*浸出液が多く湿潤傾向顕著)             ●患部の熱感が顕著で赤く(鮮紅色)、
                ●患部は暗赤色で微小循環不全               腫脹、痛みを伴う
                ●便秘により悪化する傾向がある             ●急性炎症、急性増悪
                ●亜急性炎症、慢性炎症

構成生薬          金銀花、十薬、大黄、川キュウ、ケイ芥          金銀花、蒲公英、菊花

   鎮痛          金銀花、十薬、大黄、川キュウ               金銀花、蒲公英、菊花
   清熱解毒       金銀花、十薬、大黄                      金銀花、蒲公英、菊花
生  抗菌          金銀花、十薬、大黄、ケイ芥                 金銀花、蒲公英、菊花
薬  ○湿・消腫       十薬、大黄                             蒲公英
の  止痒           ケイ芥
作  排膿            十薬                              (蒲公英)
用  微小循環改善     大黄、川キュウ                        


補足             小児の頭部のアトピー性湿疹や脂漏性湿疹などに    黄連解毒湯や清上防風湯などの代わりに、
                用いられる「治頭瘡一方」(医療用)と同様の効果     あるいはそれらと併用することで効果を増強
                がある

大山漢方堂薬局 商品 五物解毒湯
300包入り 21000円
500gボトル入り 16380円
(注意)アトピー性皮膚炎に、上記、「五物解毒湯」を、1ヶ月服用して、効果なしの患者さんには、
大山漢方堂薬局 「調合漢方薬(オーダーメイド)」 をお勧めしています。
お気軽にお電話ください。0283-22-1574



五物解毒湯(ごもつげどくとう)

【十薬(ジュウヤク)】ドクダミ Houttuynia cordataの花期の地上部
【金銀花(キンギンカ)】スイカズラ Lonicera japonica のつぼみ
【川きゅう(センキュウ)】センキュウ Cnidium officinaleの根茎
【大黄(ダイオウ)】Rheum palmatum,R.tanguticum,R.officinale,R.coreanum 又はそれらの種間雑種の、通例、根茎 
【荊芥(カイガイ)】ケイガイ Schizonepeta tenuifoliaの花穂

 五物解毒湯は「方輿げい」を原点とした日本の経験方です。
よく知られた民間薬でもある、清熱解毒・利水の薬能を持つ十薬(魚腥草)を主薬とし、
清熱解毒の金銀花・活血の川弓・清熱瀉下の大黄からなる魚腥湯にきょ風の荊芥を加味した処方です。
清熱解毒にきょ風解表・透疹の薬能が加わり、皮疹の発散・消退を早めた処方といえます。
主に抗炎症・止痒・化膿抑制・排膿・抗菌作用を期待して用いられます。
 この処方は、皮膚のそう痒感や炎症・化膿傾向のある慢性化した皮疹に適応し、
ニキビや患部がジュクジュクしたアトピー性皮膚炎に適しています。
基本処方である魚腥湯は、原典において○瘡(梅毒)、痔疾、瘰癧(結核性頸部リンパ節炎)に適しており、
多くは荊芥を加えるとよいともあることから、痔疾、肛門周囲炎などにも適応できると考えられます。
 中医学的には、風湿熱の邪が何らかの原因で皮膚に鬱滞した発散できないことで生じる、
そう痒があり拡大傾向(風証)、発赤・熱感などの炎症・化膿傾向(熱証)、滲出物がある(湿証)などの症状を呈する皮疹に用いられます。

処方解説  東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 河野吉成先生

五物解毒湯について

 五物解毒湯は有持桂里(1758-1835)の『方輿げい』を出典とする本邦で創製された処方で、
現在は麻疹後の痒みや発疹、あるいは一般的な皮膚そう痒感や湿疹などに用いられている。
この方剤は、やはり『方輿げい』を出典とする魚腥湯(魚腥草・金銀花・川きゅう・大黄)に荊芥を加味したもので、
書の中で「此方(魚腥湯)ハ一通ノ解毒ノ剤ナリ。オヨソ○瘡※1ニテ格別ノ証候ナキトキハ、此方ニテオシテヨキナリ。
何ゾ制セネバナラヌ事アレバ、ソレゾレノ方ヲ用レドモ不然トキハ此方ヲオスナリ。
オヨソ解毒ノ剤華方方※2 ニテ捜風解毒※3 ヲ始トシテ和方※4 ニモイロイロアレドモ、此方純粋ニシテ効アリ。
故ニ解毒ノ剤ハ此一方ニテカタヅケテヨキ程ノモノナリ。此上ニ荊芥ヲ入テ五物解毒湯ト云ナリ。」との記述がある。
この記載から、五物解毒湯(魚腥湯加荊芥)は魚腥草を主薬とする「捜風解毒」を目的とした方剤であることが分かる。
また、「解毒ノ剤ハ此一方ニテカタヅケテヨキ程ノモノナリ」と述べているように、皮膚における瘡癰等には大いにその効を期待できることが伺える。
※1○瘡:梅毒、性感染症、悪性皮膚疾患など
※2華方:中国の処方
※3捜風解毒:捜風解毒湯、土茯苓・よく苡任・金銀花・防風・木通・木瓜・白癬皮・皀角子からなり、梅毒に用いられる。


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処方解説  東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 河野吉成先生

五物解毒湯について

 五物解毒湯は有持桂里(1758-1835)の『方輿げい』を出典とする本邦で創製された処方で、
現在は麻疹後の痒みや発疹、あるいは一般的な皮膚そう痒感や湿疹などに用いられている。
この方剤は、やはり『方輿げい』を出典とする魚腥湯(魚腥草・金銀花・川きゅう・大黄)に荊芥を加味したもので、
書の中で「此方(魚腥湯)ハ一通ノ解毒ノ剤ナリ。オヨソ○瘡※1ニテ格別ノ証候ナキトキハ、此方ニテオシテヨキナリ。
何ゾ制セネバナラヌ事アレバ、ソレゾレノ方ヲ用レドモ不然トキハ此方ヲオスナリ。
オヨソ解毒ノ剤華方方※2 ニテ捜風解毒※3 ヲ始トシテ和方※4 ニモイロイロアレドモ、此方純粋ニシテ効アリ。
故ニ解毒ノ剤ハ此一方ニテカタヅケテヨキ程ノモノナリ。此上ニ荊芥ヲ入テ五物解毒湯ト云ナリ。」との記述がある。
この記載から、五物解毒湯(魚腥湯加荊芥)は魚腥草を主薬とする「捜風解毒」を目的とした方剤であることが分かる。
また、「解毒ノ剤ハ此一方ニテカタヅケテヨキ程ノモノナリ」と述べているように、皮膚における瘡癰等には大いにその効を期待できることが伺える。
※1○瘡:梅毒、性感染症、悪性皮膚疾患など
※2華方:中国の処方
※3捜風解毒:捜風解毒湯、土茯苓・よく苡任・金銀花・防風・木通・木瓜・白癬皮・皀角子からなり、梅毒に用いられる。

五物解毒湯の構成 

 方剤の主薬である魚腥草は、別名しゅう菜あるいは十薬、重薬として知られ、殊に本邦に於いてはドクダミと呼ばれて古くから民間で用いられてきた薬である。
性味は辛・微寒で、帰経は肺・腎・膀胱とされ、清熱解毒や利水通淋の効能を有し、瘍腫のほか、痔瘡や脱肛、尿瘡などにも有効とされている。
特に肺熱を清する効に優れており、肺熱を背景とした咳嗽やざ瘡(にきび)、鼻閉などに有効である。
 金銀花の性味は甘・寒で肺・胃・心を帰経とし、肺の風熱や心胃の熱毒を散じて清熱解毒の効を発揮するため、
発赤や腫脹を伴った炎症性皮膚疾患、ざ瘡などに頻用される。
 川弓は辛・温で、肝・胆・心包に帰し、血中の気滞を取り除いて巡らせ活血すると同時に、血中の風寒湿の凝滞を去る働きがある。
これらの働きは気滞血おによる瘡癰に有効で、金銀花や荊芥と併せると風熱を散じる効能も得られる。
 大黄は苦・寒で脾・胃・大腸・心包を帰経とする瀉下剤であるが、主として血分の実熱を瀉し、腸胃の積滞を下す。
これらの働きは金銀花を併せると清熱瀉火・涼血解毒の効能が強化され、瘡癰やその他の炎症性皮膚疾患にも有効である。
また、川弓と大黄の二薬の配合はきゅう黄散またはきゅう黄円として知られ、
『勿誤薬室方函口訣』には「此方ハ楊氏家蔵方ノ主治ヲ至的トス。但風熱壅盛シテ肩強急スル者ハ葛根湯ニ合シ、
心下支飲アリテ頭昏目赤スル者ハ苓桂朮甘湯に合スレバ、別シテ効アリ。又頭瘡、耳鳴リ等ニ兼用スベシ。」とあり、東武の瘡癰に用いられることが示されている。
 以上の四味に辛・温で肺・肝を帰経とする荊芥を配すると、きょ風解表の効が加わると同時に、血中の風熱を外へ透達させ透疹するので、瘡癰を散じる力が強化される。
これらの五味を総じて清熱、活血し「し「捜風解毒」の働きが発揮されると考えられる。

五物解毒湯の構成生薬解説
 五物解毒湯は、清熱解毒のの十薬を中心として、同じく清熱解毒を担う金銀花と瀉火解毒の大黄を加えて清熱解毒の薬能を強め、
さらにきょ風の川きゅう・荊芥を加えた構成になっています。
また、消腫排膿・行気活血・涼血・透疹などの薬能も有していることから、適応する病態は気滞血おを背景にした血熱、風熱に由来する発疹です。
炎症性や化膿性の皮膚疾患に適しています。
これらの生薬は現代薬理学的に効炎症、解熱・鎮痛・抗菌・抗ウイルス作用などを有しています。


処方鑑別
 五物解毒湯は、あまり証に拘らずに用いますが、大黄が配合されているので著しく胃腸虚弱なものは注意が必要です。
化膿や痒みを伴う皮膚疾患で,患部が鮮紅色から暗紫色に変化したような急性期を過ぎて慢性化したものを目標に用いられます。
アトピー性皮膚炎では患部が乾燥したタイプよりジュクジュクしたタイプに適しています。


十薬について
 五物解毒湯の主薬である十薬はドクダミを基原植物とします。日陰の湿った所によく見られ、梅雨時には白い十字型の花をつけるので、ふと目に留まる事もあります。
身近な薬草として、でき物、湿疹などの皮膚疾患、痔疾、蓄膿症、排尿障害、便秘や高血圧予防などに利用されています。
現在は日本薬局方にも収載され、「本品はドクダミHouttuynia cordata Thunberg(Saururaceae)の花期の地上部である」
と規定されていますが、民間療法では根の付いたものや生の葉も用いたられます。
ユネスコの後援事業によって出版された『International Collation of Traditional and Folk Medicine:Northeast Asia』にも
「民間療法として、日本では慢性便秘、浮腫、化膿や中毒、韓国では化膿と中毒に、
中国では化膿性の痰を伴った肺膿瘍、咳や呼吸困難のある肺の熱、急性の赤痢や尿路感染、吹き出物やただれれに、
香港では排膿胸、腸炎、赤痢、乳腺炎、蜂巣炎、中耳炎、尿道炎や腎炎に用いられる」と記されています。
単独での利用が多い生薬ですが、清熱湿薬として「五物解毒湯」の他、「魚腥草桔梗湯」に配剤されています。
 ドクダミを薬とした歴史は古く、中国で西暦500年頃に記された『名医別録』に「しゅう」の名で下品として収載されています。
また、『新修本草』(659年)、『蜀本草』(950年頃)や『本草網目』(1596年)にも記されていますが、
現在の中国では、独特の生臭さに由来する「魚腥草」を用いるのが一般的です。日本では古名を「しぶき(之布岐)」をいいましたが、
平安時代の『本草和名』(920年頃)には「しゅう」の字も見られます。
江戸時代中頃より、その独特の臭気から「毒を溜める」の意、または化膿したものに効果があることから「毒を矯める」の意、
解毒や痛みに用いられることから「毒痛み」の意で、「トクダミ」を呼ばれるようになったといわれています。
生薬名に用いられる「十薬」は、しゅうの音から取ったとも、貝原益軒『大和本草』(1708年)の「この草には十種類の薬効がある」との記述からとも、
重要な薬なので「重薬」としてそれから転じたとも言われています。
 また、世界各地で食用にもされており、ベトナム料理では香草としての生の菜をサラダなどに利用します。
また、加熱すると香りが和らぐことから、日本では若芽や若菜を山菜として天麩羅などにしたり、
中国では、野菜として、四川省や雲南省では主に葉や茎を、貴州省では主に根をトウガラシで辛味の和え物にするようです。


五物解毒湯(ごもつげどくとう)

【十薬(ジュウヤク)】ドクダミ Houttuynia cordataの花期の地上部
【金銀花(キンギンカ)】スイカズラ Lonicera japonica のつぼみ
【川きゅう(センキュウ)】センキュウ Cnidium officinaleの根茎
【大黄(ダイオウ)】Rheum palmatum,R.tanguticum,R.officinale,R.coreanum 又はそれらの種間雑種の、通例、根茎 
【荊芥(カイガイ)】ケイガイ Schizonepeta tenuifoliaの花穂

 五物解毒湯は「方輿げい」を原点とした日本の経験方です。
よく知られた民間薬でもある、清熱解毒・利水の薬能を持つ十薬(魚腥草)を主薬とし、
清熱解毒の金銀花・活血の川弓・清熱瀉下の大黄からなる魚腥湯にきょ風の荊芥を加味した処方です。
清熱解毒にきょ風解表・透疹の薬能が加わり、皮疹の発散・消退を早めた処方といえます。
主に抗炎症・止痒・化膿抑制・排膿・抗菌作用を期待して用いられます。
 この処方は、皮膚のそう痒感や炎症・化膿傾向のある慢性化した皮疹に適応し、
ニキビや患部がジュクジュクしたアトピー性皮膚炎に適しています。
基本処方である魚腥湯は、原典において○瘡(梅毒)、痔疾、瘰癧(結核性頸部リンパ節炎)に適しており、
多くは荊芥を加えるとよいともあることから、痔疾、肛門周囲炎などにも適応できると考えられます。
 中医学的には、風湿熱の邪が何らかの原因で皮膚に鬱滞した発散できないことで生じる、
そう痒があり拡大傾向(風証)、発赤・熱感などの炎症・化膿傾向(熱証)、滲出物がある(湿証)などの症状を呈する皮疹に用いられます。

処方解説  東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 河野吉成先生

五物解毒湯について

 五物解毒湯は有持桂里(1758-1835)の『方輿げい』を出典とする本邦で創製された処方で、
現在は麻疹後の痒みや発疹、あるいは一般的な皮膚そう痒感や湿疹などに用いられている。
この方剤は、やはり『方輿げい』を出典とする魚腥湯(魚腥草・金銀花・川きゅう・大黄)に荊芥を加味したもので、
書の中で「此方(魚腥湯)ハ一通ノ解毒ノ剤ナリ。オヨソ○瘡※1ニテ格別ノ証候ナキトキハ、此方ニテオシテヨキナリ。
何ゾ制セネバナラヌ事アレバ、ソレゾレノ方ヲ用レドモ不然トキハ此方ヲオスナリ。
オヨソ解毒ノ剤華方方※2 ニテ捜風解毒※3 ヲ始トシテ和方※4 ニモイロイロアレドモ、此方純粋ニシテ効アリ。
故ニ解毒ノ剤ハ此一方ニテカタヅケテヨキ程ノモノナリ。此上ニ荊芥ヲ入テ五物解毒湯ト云ナリ。」との記述がある。
この記載から、五物解毒湯(魚腥湯加荊芥)は魚腥草を主薬とする「捜風解毒」を目的とした方剤であることが分かる。
また、「解毒ノ剤ハ此一方ニテカタヅケテヨキ程ノモノナリ」と述べているように、皮膚における瘡癰等には大いにその効を期待できることが伺える。
※1○瘡:梅毒、性感染症、悪性皮膚疾患など
※2華方:中国の処方
※3捜風解毒:捜風解毒湯、土茯苓・よく苡任・金銀花・防風・木通・木瓜・白癬皮・皀角子からなり、梅毒に用いられる。

五物解毒湯の構成 

 方剤の主薬である魚腥草は、別名しゅう菜あるいは十薬、重薬として知られ、殊に本邦に於いてはドクダミと呼ばれて古くから民間で用いられてきた薬である。
性味は辛・微寒で、帰経は肺・腎・膀胱とされ、清熱解毒や利水通淋の効能を有し、瘍腫のほか、痔瘡や脱肛、尿瘡などにも有効とされている。
特に肺熱を清する効に優れており、肺熱を背景とした咳嗽やざ瘡(にきび)、鼻閉などに有効である。
 金銀花の性味は甘・寒で肺・胃・心を帰経とし、肺の風熱や心胃の熱毒を散じて清熱解毒の効を発揮するため、
発赤や腫脹を伴った炎症性皮膚疾患、ざ瘡などに頻用される。
 川弓は辛・温で、肝・胆・心包に帰し、血中の気滞を取り除いて巡らせ活血すると同時に、血中の風寒湿の凝滞を去る働きがある。
これらの働きは気滞血おによる瘡癰に有効で、金銀花や荊芥と併せると風熱を散じる効能も得られる。
 大黄は苦・寒で脾・胃・大腸・心包を帰経とする瀉下剤であるが、主として血分の実熱を瀉し、腸胃の積滞を下す。
これらの働きは金銀花を併せると清熱瀉火・涼血解毒の効能が強化され、瘡癰やその他の炎症性皮膚疾患にも有効である。
また、川弓と大黄の二薬の配合はきゅう黄散またはきゅう黄円として知られ、
『勿誤薬室方函口訣』には「此方ハ楊氏家蔵方ノ主治ヲ至的トス。但風熱壅盛シテ肩強急スル者ハ葛根湯ニ合シ、
心下支飲アリテ頭昏目赤スル者ハ苓桂朮甘湯に合スレバ、別シテ効アリ。又頭瘡、耳鳴リ等ニ兼用スベシ。」とあり、東武の瘡癰に用いられることが示されている。
 以上の四味に辛・温で肺・肝を帰経とする荊芥を配すると、きょ風解表の効が加わると同時に、血中の風熱を外へ透達させ透疹するので、瘡癰を散じる力が強化される。
これらの五味を総じて清熱、活血し「し「捜風解毒」の働きが発揮されると考えられる。


五物解毒湯の運用と応用

 五物解毒湯は五味に配合でありながら、清熱解毒の効を主として、行気活血・涼血・きょ風透疹などの働きを併せ持つため、
気滞血おを背景にした血熱、風熱に由来する頭部や顔面の皮膚疾患に応用することができる。
具体的には尋常性ざ瘡や毛包炎の他、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などへの運用が可能である。
尋常性ざ瘡は様々な病態によって発症し得るが、肺経の血熱や脾胃の積熱が関わることがしばしばである。
また、脂漏性皮膚炎は肺経風熱と脾胃湿熱が誘引となることが多い。
五物解毒湯はこれらに対して、適応し得る方意を持ち合わせているものと云えよう。
 構成薬味が五味ということから、他のエキス製剤と合方して運用するにも実用的で、
例えば排膿散及湯(枳実・芍薬・桔梗・甘草・生姜・大棗)や清上防風湯(防風・荊芥・連翹・山梔子・黄連・黄今・薄荷・川弓・白し・桔梗・枳実・甘草)への合方が考えられる。
一方、本方剤の効能を強化したい場合、便秘を伴う症例では大黄末を加味してその量を増やしたり、エキス製剤であれば大黄甘草湯と併用したりするのも有効である。
また、五味消毒飲の減方である三金湯エキス(金銀花・菊花・蒲公英)との併用は清熱解毒の作用が強化できるため、化膿性変化を伴う炎症所見の顕著な場合に考慮される。
 本方剤の 特徴の一つとして、他のエキス剤では配合されることの少ない魚腥草が含まれているという点が挙げられる。
前述の如く魚腥草は肺熱を清する効に優れているため、肺経風熱に係る皮膚疾患の治療において難渋する場合は、積極的に選択あるいは併用が期待される処方と云える。


五物解毒湯の構成生薬解説
 五物解毒湯は、清熱解毒のの十薬を中心として、同じく清熱解毒を担う金銀花と瀉火解毒の大黄を加えて清熱解毒の薬能を強め、
さらにきょ風の川きゅう・荊芥を加えた構成になっています。
また、消腫排膿・行気活血・涼血・透疹などの薬能も有していることから、適応する病態は気滞血おを背景にした血熱、風熱に由来する発疹です。
炎症性や化膿性の皮膚疾患に適しています。
これらの生薬は現代薬理学的に効炎症、解熱・鎮痛・抗菌・抗ウイルス作用などを有しています。


処方鑑別
 五物解毒湯は、あまり証に拘らずに用いますが、大黄が配合されているので著しく胃腸虚弱なものは注意が必要です。
化膿や痒みを伴う皮膚疾患で,患部が鮮紅色から暗紫色に変化したような急性期を過ぎて慢性化したものを目標に用いられます。
アトピー性皮膚炎では患部が乾燥したタイプよりジュクジュクしたタイプに適しています。


十薬について
 五物解毒湯の主薬である十薬はドクダミを基原植物とします。日陰の湿った所によく見られ、梅雨時には白い十字型の花をつけるので、ふと目に留まる事もあります。
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現在は日本薬局方にも収載され、「本品はドクダミHouttuynia cordata Thunberg(Saururaceae)の花期の地上部である」
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香港では排膿胸、腸炎、赤痢、乳腺炎、蜂巣炎、中耳炎、尿道炎や腎炎に用いられる」と記されています。
単独での利用が多い生薬ですが、清熱湿薬として「五物解毒湯」の他、「魚腥草桔梗湯」に配剤されています。
 ドクダミを薬とした歴史は古く、中国で西暦500年頃に記された『名医別録』に「しゅう」の名で下品として収載されています。
また、『新修本草』(659年)、『蜀本草』(950年頃)や『本草網目』(1596年)にも記されていますが、
現在の中国では、独特の生臭さに由来する「魚腥草」を用いるのが一般的です。日本では古名を「しぶき(之布岐)」をいいましたが、
平安時代の『本草和名』(920年頃)には「しゅう」の字も見られます。
江戸時代中頃より、その独特の臭気から「毒を溜める」の意、または化膿したものに効果があることから「毒を矯める」の意、
解毒や痛みに用いられることから「毒痛み」の意で、「トクダミ」を呼ばれるようになったといわれています。
生薬名に用いられる「十薬」は、しゅうの音から取ったとも、貝原益軒『大和本草』(1708年)の「この草には十種類の薬効がある」との記述からとも、
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 また、世界各地で食用にもされており、ベトナム料理では香草としての生の菜をサラダなどに利用します。
また、加熱すると香りが和らぐことから、日本では若芽や若菜を山菜として天麩羅などにしたり、
中国では、野菜として、四川省や雲南省では主に葉や茎を、貴州省では主に根をトウガラシで辛味の和え物にするようです。


使用上の注意(投与中は以下のことに注意して下さい)
以下のことを確認し、該当する場合は服用させないでください。
(1)生後3カ月未満の乳児 (2)授乳中の人(服用する場合は授乳を避ける)
以下のことを確認し、該当する場合には適切なアドバイスをお伝えください。
(1)医師の治療を受けている人(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
(4)胃腸が弱く下痢しやすい人(5)今までに薬により発疹・発赤、痒みなどを起こしたことがある人
(6)次の医薬品と服用している人【瀉下薬(下剤)】


注)五物解毒湯を30日間服用しても、効果に満足できない場合は、
調合漢方薬(オーダーメイド)をお勧めします!!!
大山漢方堂薬局にお電話ください。0283-22-1574



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岡山大学医学博士 徳島大学薬学修士 大山博行先生のご紹介



はじめに、

アトピー性皮膚炎に効果的な漢方薬、アトピー性皮膚炎を治す東洋医学(漢方薬、鍼灸)、アトピー性皮膚炎に効果的な漢方療法

漢方薬には、二千年の歴史があり、漢方薬を上手に行えば、アトピー性皮膚炎にもすぐれた効果を発揮します。
また、現代医療に疑問を持って漢方治療を求める患者さんも増えてきました。
現在では、本格的な漢方薬専門薬局の多くで、アトピー性皮膚炎の患者さんのご相談、調合漢方薬を服用する患者さんも、かなり多くなっています。
アトピーの患者さんと同じように、ご相談の増えている患者さんに、スギ花粉症(アレルギー疾患)があります。 
スギ花粉症の患者さんも、近年急増していますが、これは病気のメカニズムがよくわかっていますが、
それは、「スギ花粉の量が増えたため」というような単純なものではありません。
主因は、まだ完全ではありませんが、排気ガスなど、何かが人体に働きかけた状態で、花粉が作用すると、花粉症になりやすいことなどがわかっています。
アトピー性皮膚炎に関しては、まだはっきりしていませんが、やはり、何かが人体に働きかけた状態で、アトピーになりやすいことが予測されます。
この場合、「体に作用する何か」というのは、食物(農薬・食品添加物など)、ダニの増殖しやすい住居環境、大気、水の汚れなどです。
しかし、アトピーの場合は、社会変化によるストレスなどの心理的要因が、予想より大きなウェイトを占めている点が花粉症とかなり異なっています。
受験や就職ストレスなどによって、アトピー性皮膚炎が悪化するのはよく知られています。
ですから、アトピー性皮膚炎の患者さんに、漢方を調合するときは、患者さんのストレスなどの心理的要因を重視する必要もあります。
これは、現在に始まったものではなく、漢方医学、漢方療法に根ざした考え方による、精神と肉体は切り離すことはできない、心身相関、一緒に治す必要があります。
現代医学は精神と肉体を別々に考え、精神は精神科、肉体は内科や外科などとなりますが、漢方では「心身一如」であり、精神と肉体は別々のものではないのです。
大山漢方堂薬局では、こういう見方で、アトピー性皮膚炎の患者さんのご相談を受け、「身体」の皮膚症状と同時に、「心」のほうの状態、ストレス度、心理、社会的要因にも、
同じように病気のウェイトをおいて、より治療効果をあげています。ですから、大山漢方堂薬局で用いる調合漢方薬は、「心身一如の治療薬」となります。
近年、一般的にも、アトピー性皮膚炎の患者さんの漢方薬への期待、漢方薬の効果への注目度が高まっていますが、まずは、一度、大山漢方堂薬局に、ご相談ください。

1)アトピー性皮膚炎に漢方が効く理由=アトピー性皮膚炎の患者さんの症状、体質により、さまざまな治療法がある。

漢方がアトピーに効く理由は?
@漢方薬は根本的な治療が期待できる、A漢方は「体と心」を治療する、B漢方は「総合的な医療体系」である、C漢方には薬害への対応法もある

アトピー性皮膚炎の患者さんへのアプローチ=皮膚の変化に注意する
皮膚のバリア機能、皮脂の重要な働き(アトピーの人の皮脂量は、正常な人の半分程度)、
アトピー性皮膚炎は「湿疹」の一種(皮膚病の30%以上が「湿疹」である)=湿疹の慢性化に注意する

アトピー性皮膚炎の患者さんのタイプ、症状、体質を重要視して、漢方を調合する。
@年齢によってアトピーの症状が違ってくる、A隠れたアトピー性皮膚炎の患者さんも多い、
Bアトピー性皮膚炎の患者さんは、合併症も多い(アレルギーマーチ、白内障や脱毛症も合併する)

「アレルギーはなぜおこるのか、免疫反応がアレルギーにつながる」

”正常状態からの変化”
@体を守る”防衛線”とは? A特殊な科学物質が炎症をおこす! B免疫反応が過剰におこる Cアトピーとアレルギーの関係を知る
DW型アレルギー、Eアトピー性皮膚炎の皮膚症状と単なる「かぶれ」の違い、Fアトピーの患者さんが急増した原因(生活環境の変化)

「アトピー性皮膚炎の検査と治療法を知る」
@アレルギーの原因物質を見つける、(一型アレルギーのチェック、RAST検査で原因物質を確認)
A西洋医学の基本的なアトピー性皮膚炎の治療法を知る(長所と短所を知る)
ステロイド軟膏の種類を知り、効能・効果・副作用を、よく理解する。
生活環境を整える治療法は、基本的にアレルギー対策が主体となる
→東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)で、根本的な治療(根治療法=アレルギー体質、アトピー体質改善)が必要な患者さんが多い

「東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の特徴とアトピー性皮膚炎患者さんへの対応法」
@東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)と西洋医学の違いを理解する。

東洋医学=漢方薬と西洋薬=合成新薬では、効きかた(効能・効果・副作用)がまったく違うことを理解する。
@西洋薬=合成新薬も、実は「生薬、薬草、漢方薬」の研究から生まれた事実を知る。
A漢方薬は、「生薬の複合剤」、より効果的な薬を調合して完成させることができる。
B東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、徐々に、アレルギー体質を変化させ、正常化し、アレルゲンに対するバリアーを強化することができる。
C東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、「完全なる健康」を、手に入れるための方法論を持ち、実行、実現する医学である。
D東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、アトピー性皮膚炎の患者さんの体全体の状態に注目し、体質を正常化させる医学である。
E東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)は、「未病」の状態から積極的に治療する。

東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の「基本理念」を理解する
@人間、人体の「陰、陽、虚、実」は、独自の「医学理論、医学体系」である。
すべてのものに「陰、陽、虚、実」があり、「陰、陽」が乱れると、身体のバランスが崩れ、異常、病気が起こる。
A東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の「基本理念」を知り、「未病」、「病気」の原因を、理解する。
B自身の「気・血・水」の乱れに注意する。
「気」は、生命活動のエネルギー、「血と水」の乱れも、アトピー性皮膚炎の患者さんの治療には、重要な役割を果たす。
アトピー性皮膚炎の患者さんの「気病」・「血病」・「水病」を、それぞれ治療して、総合的に改善させる=体質改善=根治療法=根治させる!
「気・血・水」の乱れを、細かく分析して、配合生薬の種類、分量を、アトピー性皮膚炎の患者さんの個人、個人に合わせて調合する。
「外因、内因を、細かく分析し、「気・血・水」の乱れの、原因を突き止め、「病邪」が体内に侵入することを防ぐ。
アトピー性皮膚炎の患者さん、一人、一人の生活環境、食生活を、分析して、改善させ、、総合的に改善させる=体質改善=根治療法=根治させる!

東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の診療法と治療法
@「証」に応じて処方を選ぶ、「証」で個人差を把握(個人差を重視)して、生薬を選定、調合する。
A標治法を根治法を併用して行い、皮膚症状改善、体質改善を、並行して行う。
慢性化した病アトピー性皮膚炎の患者さんでは「根治法と標治法(基礎治療)」を、特に重視しなければならない。

東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)の「アトピー性皮膚炎、治療理念」
@アレルギー病は「外邪」でおこり、「外邪」が体表近くに存在する。
A過剰な、表裏の「熱」に注意する、

アトピー性皮膚炎と「五臓六腑」
@「脾と胃」の機能低下、「痰飲」が、病害を生む。

アトピー性皮膚炎の患者さんのタイプ(東洋医学的病態)を見分け、漢方薬を調合する。
アトピー性皮膚炎の患者さんには、東洋医学(漢方薬・自然療法・鍼灸)と養生医学の二本立てで治療する。
「ステロイドの使用暦、病態の変化暦」を、確認する。

アトピー性皮膚炎の患者さんの心身の状態を把握する。
自律神経失調症の併病、癇が強い、消化器症状大、熱感症(熱つがり)、水分代謝異常、
アトピー性皮膚炎の患者さんの体質や体力の状態を把握する。
「実証」と「虚証」、「成人型」と「幼児型」
成人型、 アトピー性皮膚炎の患者さんでは、自律神経失調症の併病が多い。

アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚状態
ジクジク型(湿潤型)=「水毒」、カサカサ型(乾燥型)=「気」「血」の不足

漢方専門 大山漢方堂薬局の調合漢方薬(オーダーメイド)
調合漢方薬=生薬を煎じる=煎じると治療効果が高くなる=煎じる時は弱火で煮詰める
適切な飲み方をする=時間を決めて服用を続ける=幼小児の服用量は特別(飲ませ方を工夫する)

西洋薬(合成新薬、抗アレルギー薬、ステロイド))との併用、副作用の問題
@抗生物質との併用は便秘に注意する、A漢方薬服用の注意点

アトピー性皮膚炎のタイプ別養生法
生活養生の効果=漢方薬は、ある意味で、万能療法であり、生活養生も、併用して行うことが重要。
漢方薬と養生が、互いに補い合って、効果が増大する。
西洋医学と東洋医学のよいところは組み合わせる
アレルゲン対策=食養生「身土不二」=皮膚の保護が大切=乾燥肌は傷つきやすい
皮膚の保護が生活養生の基本=皮膚保護剤を、こまめに塗る=時にはステロイド剤も併用し上手に使う
ステロイド剤の、使用日数は2〜3日以内とする=非ステロイド軟膏=かぶれに注意する
アトピー性皮膚炎の患者さんの自律神経失調症の併病に注意

アトピー性皮膚炎の患者さんの生活養生の基本

@皮膚の保護、A生活環境の改善、B食生活の改善、Cストレス・過労対策、D自律神経の訓練、

@癇が強い患者(幼小児型)、A消化器症状ありの患者さん(幼小児型・成人型)、B於血の患者さん(成人型)、
C熱感(あつがり)の患者さん(幼小児型・成人型)D水分代謝異常の患者さん(幼小児型)、E冷え性の患者さん(成人型)

「ステロイド剤長期使用患者さんへの対応法」

ステロイド剤の良い点、悪い点、危険な点を、正確に理解する。
良いステロイド剤、悪いステロイド剤
良いステロイド剤は、ストレスから体を守る、乱用すると副腎皮質が萎縮する
ステロイド剤を、急にやめると、その先には=ステロイドによる異変がおこる=副作用の前兆に注意
=すさまじい「離脱症候群」=顔や皮膚が真っ赤に腫れることが多い=驚く、ショック!!!

@ステロイド剤を顔だけに塗ってきたアトピー性皮膚炎の患者さん
Aステロイド剤を顔と体の両方に塗ってきたアトピー性皮膚炎の患者さん
Bステロイド剤は体だけ、顔には非ステロイド系軟膏をぬったアトピー性皮膚炎の患者さん
C顔にアトピー症状がなく、体にステロイド剤を使ったアトピー性皮膚炎の患者さん

強い皮膚症状=「気と血」の不足状態=「気と血」の両方を補う漢方薬=時間をかけて徐々に回復
=皮膚には、ワセリン(シコン、ソヨウ、オウレン、オウバク、オウゴン、サンシシ)を使用する。

生活環境からの悪影響を取り除く=皮膚への物理的な刺激を軽減、取り去る
自然環境、住居・職場、入浴時、安静・休養、衣類、食生活の注意が必要



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