特集:生活習慣病と肥満を考える!

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肥満と生活習慣病

 若年女性を中心に、ダイエットに対するニーズはとどまるところを知りません。また、かつては、年齢とともに太ることは「かっぷくが良い」としてもてはやされましたが、現在は生活習慣病の予防という観点から、中高年の肥満対策が重要な課題となっています。健康で長生きのためにも、適切な体重の維持が大切です。

なぜ肥満が良くないのか

 「肥満」とは、体内の脂肪組織(体脂肪)が過剰に蓄積した状態で、さまざまな健康障害や病気の温床ともなります。
 肥満傾向が増大すると血圧が上がり、血糖値や尿酸値も高くなりますが、特に男性でその傾向が強く認められます。さらに、高齢者の肥満は、腰痛、骨折、膝関節痛、歩行困難、寝たきりの状態の原因となり問題です。
 BMIが25を超えると、心筋梗塞や脳梗塞などになる危険性や癌になる可能性が高くなることから、積極的な治療を行う必要があるとしてBMI25以上を肥満と判定します。BMIが25以上の肥満の人は、日本人の男女共に約20%、5人に1人に相当します。ただBMI30以上の高度肥満は、日本では男性2%、女性3%程度であるのに対し、欧米ではその割合が非常に高くなっています。しかし、日系二世の糖尿病有病率は米国白人の2倍、日本人の4倍という報告もあるように、日本人は軽い肥満でも欧米人に比べ病気を合併しやすい民族的な素因を持っていることが問題です。つまり、欧米人に比べて日本人は太りにくい、太っている人が少ないといっても、決して安心はできないのです。
*BMIで、<18.5を「やせ」、18.5〜24.9「正常」、25.0〜29.9「肥満」、30≦を「高度肥満」を判定。

体型と死亡率

 全国40-59歳の中年者を対象とした厚生労働省多目的コホート研究で、男女共にBMI22前後で死亡率が一番低く、それより太ってもやせても死亡率が高いという結果が得られました(図2)。
 肥満者の死因別死亡率は、糖尿病、肝硬変、虫垂炎、胆石、慢性腎炎、脳出血、冠動脈疾患、歩行者の交通事故などで非肥満者にくらべて高いという報告があります。一方、欧米では、やせが死亡リスクを上昇することについては否定的ですが、元来病気の人や5年以内に死亡した人を除いて検討した結果でも、本質的にやせた日本人の死亡率は高いと出ていました。このことは、ダイエットブームで最近の若い女性にやせ過ぎの人が増えていることに、警鐘を鳴らすものです。

INFORMATION 2
健康のためのダイエット

ズボンやスカート、ジャケットがきつく感じたら、ダイエットを始めましょう!
 お腹のぜい肉(内臓脂肪)は、他の部分より糖尿病や動脈硬化など生活習慣病を引き起こしやすいといわれています。最近、太り気味の高血圧など生活習慣病の人が増えています。太り気味の人は、体重の5%を減量することを心がけてみましょう。きっと健康維持に効果があります。

ダイエットの効用

◎血糖が高めの人:インスリン感受性(効き目)や血糖コントロールが好転
◎血圧が高めの人:肥満の程度に関係なく80%の人で血圧が低下
◎血中脂質が高めの人:コレステロール値や中性脂肪地が低下

健康的ダイエットのポイント


○体重の5%を3〜6ヶ月かけて減らすことを目標に!

例:体重70Kgの場合→70Kg×0.05=3.5kg
★ベルトの穴一つ分(ウエストサイズ2〜3cm)のダイエットが目安

○カロリー制限と運動を組み合わせて行うのが効果的

 体重を減らすには、カロリー制限(減食)と運動を併用するのが効果的です。まず体重を減らす上で、減食は不可欠ですが、特に女性の場合は低カロリー食に適応してしまい1400kcal前後の減食では減量できない人もいます。また減食のみでは、減量できてもリバウンドが多く体重維持が難しいとされます。一方、運動すると食欲が亢進するので、運動のみで望ましい体重に到達するのはかなりの努力が必要ですが、軽い運動は体重維持に役立ち、運動が習慣化すると喫煙や飲酒量も減ることが期待できます。生活習慣において、積極的に運動を始めるという動機付けがダイエットの成功につながります。

○まず間食をやめて、あと一口を我慢する事から始めましょう

 食事を調節する減食で注意することは、カロリーを制限しても栄養素を減らさないことです。基本は、低カロリーでバランスの良い食事です。減量食でも1日30品目を守りましょう。食事は1日3回バランス良く、適量を食べましょう。糖質や脂肪の多い食品(菓子・清涼飲料水・バターなど)の多い間食は、思い切って減らしましょう。また、早食い・ながら食い・まとめ食いなどを改め、あと一口を口にしない腹8文目に慣れましょう。

○軽度な運動でも続けることが大切で、無理なく楽しく続けられる有酸素運動を続けましょう

 このような報告があります。
・週何回かの散歩などの有酸素運動を定期的にしている中年男性は、そうでない人と比べ、突然死の危険性が低くなる。
・運動不足の中年男性が散歩主体の運動を3ヶ月実施すると、脳血流に良い影響を与える。
・30年間特に運動をしなかった人が、約6ヶ月の中程度の運動(散歩、サイクリング、ジョギングなど)をすることにより心配機能が改善する。

○運動不足の人の急な運動は危険

 週に1回未満しか活発な運動をしない人が急に激しい運動をすると、致死的な心筋梗塞になる可能性が高まることが報告されています。

INFORMATION 3
肥満に用いる漢方薬

『大柴胡湯』『防風通聖散』『桃核承気湯』『防己黄耆湯』は、代表的な肥満4処方です。


特に、『大柴胡湯』『防風通聖散』『桃核承気湯』は、肥満及びそれに伴う生活習慣病を伴う中高年層に効果的です。
また、女性に多い水分の代謝不良が原因の肥満には『防己黄耆湯』が効果的です。

生活習慣病を伴う肥満に用いる漢方薬

肥満のタイプ 処方名 はたらき 使用目標
     [主に男性肥満]
●固太り
●内臓脂肪が多い
●ストレスを伴う肥満
大柴胡湯 自律神経調整や代謝
促進
●元来骨太・筋肉質の人が、ストレスで飲食過多となり腹が出て、
 高血圧や高脂血症、動脈硬化など生活習慣病を伴う
●深呼吸をしたりベルトなどを締めると胸や脇腹が圧迫され苦しいと
 訴える
 
     [男女の肥満]
●脂肪太り・太鼓腹
 (お腹ポッコリ)
●皮下脂肪が多い
●旺盛な食欲による肥満
防風通聖散 過剰な食欲を抑え、
代謝や老廃物の排出
を促進
●皮下や腹に脂肪が多い大食漢の太鼓腹
●暑がりで汗をかきやすく、血色よく赤ら顔、便秘傾向、声が大きく
 元気など
●あぶら性で高血圧や動脈硬化、血糖値が高い脳卒中タイプ
     [主に女性肥満]
●かくれ肥満・固太り
●肌がくすみ、血行が悪く、冷
えのぼせ、便秘がちの肥満
桃核承気湯 血行や便秘を改善、
気持ちを落ち着かせ、
ホルモンのバランスを
整える
●下腹部が張り便秘がち、のぼせと冷え、肩こり、頭痛、耳鳴り、
 不安興奮など
●生理不順や月経痛を伴ったり、産後や更年期以降の慢性的な肥満
●体重は正常範囲で体脂肪率が高い
●上記に高血圧や動脈硬化を伴うもの

水太り・ひざや下肢のむくみを訴える肥満に用いる漢方薬

肥満のタイプ 処方名 はたらき 使用目標
●水太り
●下半身のむくみ
●ひざに水が溜まる      
 (変形性膝関節性)
防己黄耆湯 下半身や皮膚などの
余分な水分の排出を 
促進
●色白でポチャッとした肥満
●皮膚は湿りがちで冷たい
●むくみやすく体がだるい
●常に汗ばむ、ひざの痛みなど                         


*以上、肥満症に用いる一般的な漢方処方の説明をしましたが、やはり一番よいのは、下記漢方相談問診表に必要事項を記入し、大山漢方薬局に送信して、大山博行先生に、一番合った漢方薬を調合してもらいましょう!なんといっても漢方はそれが一番です。


INFORMATION 4
日本における肥満事情−肥満対策には適切な情報とアドバイスを−

 健康つくりをサポートする薬局・薬店のアドバイスが生かされるためには、ダイエットする当人が自分の体重や健康の「程度」を正しく認識することが大切です。
 そのベースをなる日本の肥満事情を、平成14年国民栄養調査からご紹介します。

「太った中年男性とやせた若い女性」

 男性では肥満(BMIが25以上)が増加、女性では若い年齢層で低体重(BMIが18.5以下)が顕著という「太った中年男性とやせた若い女性」という実態が明らかとなっています。肥満は、男性では30〜69才で約3割以上に達し、女性では、60代にかけて年齢とともに肥満が増大しています。一方、低体重(やせ)の割合は若い女性に多く、20年前に比べ20・30才代共に約2.0倍に増えています。

「体型の認識」に男女差が存在

 体型の認識には、男女で違いがみられます。自分の体型を、男性では『太っている』『普通体重』『やせ』の人がほぼ適正に現状を認識しています。一方、女性では年齢に関係なく「自分は普通だと思っている『やせ』の人」「自分は太っていると思っている『普通』の人」の割合が高く、とりわけ15〜19才の女性では実際「やせ」であるにもかかわらず「自分は太っている」と思っている人が2割近くに達しています。その理由として、男性は「過去の自分と比べて」という回答が多いのに対して、女性の場合「他人と比べて」という答えが最も多いことが関係しています。「他の人に比べて自分は太っているかもしれない」と思った女性がやせる努力をしてやせると、それを見たほかの女性が「彼女に比べて私は太っている」と思い込み、よりやせる努力をする…。それが繰り返され、結果「やせているのに太っていると思い込んでいる女性」が大量発生していると考えられます。

「やせる気が欠けている」男性

 一方、自己の肥満について正しく認識しているはずの男性には、「太っているのにやせる努力をしない」人が多いという問題があります。「現在、体重を減らそうとしている」人は、男性37.4%、女性53.7%であり、いずれの年齢層においても女性の方が多いという結果でした。しかも男性では、肥満者の割合が最も多い30〜59才の生活習慣病年代が、最も減量の努力を怠っており、この年代の肥満者のうち減量のための取り組みをしていない人は約4割に達していました。

「やせすぎ」にひそむ危険

 女性の15〜19才は、低体重(やせ)の人の4割以上が、さらに体重を減らそうとしているという結果でした。低体重も健康に対して悪影響を与え、女性では女性ホルモンの分泌に影響して生理不順や冷え性、肌あれ、骨の成長などに様々な悪影響を及ぼすといわれています。
 最近は、ダイエットによるやせ過ぎ傾向が中学生や小学校高学年にもみられます。女性の10代前半は、女性ホルモンの関係で体つきが女らしくなる時期で、それを太ったと勘違いし、ダイエットに走るケースが多いようです。10代は骨中のカルシウム(骨量)が急激にふえる大切な時期で、この時期に間違ったダイエットをすると十分に骨量を高めることができず、将来腰痛や骨粗鬆症になる危険性が高くなるなど、ゆき過ぎたダイエットは百害あって一利なしです。


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